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あの一言

お得意先さまで、名刺を出してあいさつをすれば、「ひょっとして社長の息子さん?」の繰り返し、いつのまにか自分で自分にプレッシャーをかけるようになっていました。


社会人になったころでも、人前に立つとか初対面の方と話すると緊張してものが言えないということはなかったのですが、このプレッシャーで日々萎縮していたのでしょうね。


まぁ 私と面識がないのであれですが、私中学時代まで、赤面症で、人前では話しもできない超照れ屋だったんです。信じられないかも知れませんよね。


それで、なんでそんなにずうずうしくなったのか?って

ずうずうしい? うん 当たってるか?


それは、高校一年の夏から、させられたバーゲンの販売です。夏、冬とファッションビルなどでバーゲンセールありますよね。


その時お得意先様の店舗の前にワゴン台出して、ソックスを大声だして売っていたんです。


当時の私は、まぁ世間一般にいう思春期というか異性を気にする時期じゃないですか。


初めは、もともと恥ずかしがり屋でしょ、声なんかなかなか出せないですよね。周りを見ると若いおねえさんも、声かすれさせて大声で呼び込みしているし、だんだんその雰囲気にのまれて、いつの間にか自分も大声張り上げていたんです。

なんだ。意外と恥ずかしくないなぁって思いました。がそんなに甘くありません。呼び込みでの大声は、出せるようになってもこちらのワゴン台に来たお客様の接客が待っていたのです。


始めて会う人、男性もいれば、女性ももちろん買いに来ます。何をどういえばいいのか、それが分かっても口からでない。とにかく始めてのバーゲンの日は、くたくたになったのを覚えています。


この歳になっても覚えているということは、よほど辛かったのだと思います。


その経験を夏休み、冬休みと2年間してすごく変わったようです。まず女の子に声かすれさせて掛けれるようになりました。気軽にひっかけれる(今はナンパでかね。)ようにまでなりました。


お~いけねぇ どこまで脱線してるんですかね。すみません。

そうですよね。私を変えた一言の話なんですよね。

私に言った一言は、「背伸びするな」でした。


要するに自分のありのままでしなさい。決して自分をよく見せようなんて思うなということです。


それから、どうすればいいのだろう。言葉の意味はわかる。当たり前のこと。だが、どうしてもできないのです。当たり前のことが、、、。


そうなんです。プライドなのです。自分自身の変なプライドが邪魔をしていたのです。それに気づくまで凄く時間がかかったと思います。今考えれば、なんてことないことが、、、。


自分のプライドを捨てる。アホに徹するということです。これができた時の爽快感を今でも忘れることができません。自分自身を一度落としてしまうと、やることやることが凄く楽なんです。


社会人になるまでは、自然とそうしてきていたのに、父親の会社に帰って、いろいろなプレッシャーで忘れていたのですね。


後は、ご想像通り、自分のしたいがままに伸び伸びと恥をかきながら、今に至ります。


実は、このことを別のコミュティの「なにわ商人商売学」にも書いている途中なのです。

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