父親の会社だからできた

父親の会社で働き出し、1年ぐらいした時商品企画に興味を持ち始めていました。



父の会社ということもあり、企画責任者にいろいろと指導を頂くことができ、

また独学ですが、カラーリングの勉強をしました。



と言っても専門的なことではなく、当時のカラー無地のソックスの色目全てを

購入しある程度の大きさにカットして、それらを合わせて配色的に合うのかど

うかをチェックしてくという原始的な方法です。





初めのうちは、それらのカットサンプルで配色をしていましたが、いつのなに

か頭の中でイメージとしてできるようになったのです。



ソックスの場合は、サイズがほぼ変わらないということで、商品企画的には楽な

部分もありました。



逆にいうと決まっている為にインパクトあるものを作ることが難しいということ

にもなりました。



後は、編み方と糸、糸番手、針数、の勉強となります。







商品企画の勉強をし出してから、営業スタイルがすごく変わっていきました。



あるものを売り込みに行くという意識から、店が、市場が求めているものはどん

なものなのか、どんなものが売れているのかという意識に変わっていったのです。



もちろんお店での会話も変わってきます。



いろいろな商品の見方も変わってきます。



営業が何十倍も楽しくなったのです。







そして、プロパー商品(正規の正札商品)の様な柄物を当時主流になりかけて

いた3足1000円に投入を考えたのです。



だれもが固定概念でコスト的にも無理という考えから、いろいろなメーカーを

探し、当時カラー無地とラインソックス(白地に3本ライン入り)と一色物の

柄から、プロパーと同様な柄物を作り世に出したのです。



想像以上にバカ売れ。一躍有名になり、私も企画スタッフとなり、業界紙にも

掲載され、大手スーパーの専門店部門からオーファーがじゃんじゃん来たのです。





今はなくなってしまいましたが、3足1000円の柄物を世に出した張本人は、

実は私なのです。





それからの私は、休みは1年で2週間ぐらい、勤務時間も日曜以外は、8時半

から夜の11時12時でした。



朝から夜8時ぐらいまで営業で回り、帰社後営業の残処理をして商品企画と

いう超ハードな仕事をこなしていたのです。



自分でデザイン企画した商品を自分で売ることができ、売れていく姿を見る。

これほど幸せなことはなかったですね。



自分の子供の様に商品がかわいいのです。



そうなると、営業成績もぐぅぅんと上がるのです。


だって、自分のお得意先様がほしがっている、あるいは売れそうな商品を企画

し作って売る訳ですから、売り上げがあがらないはずがないのですよね。



あと大きく変わったことは、批判、評価のイメージですね。


だれでも批判、評価というものは簡単に無責任にできます。



ただ、無から形を作るという難しさ、しんどさを知ってしまうと、簡単に批判、

評価ができなくなってしまいましたね。



またプロパー商品の企画もメインにするようになり、企画責任者が東京営業所

所長として転任されてから、企画の責任者となりました。



商品企画は、だいたい半年前からスタートとなります。

秋冬物は、春先にスタ ートなのです。


どんなカラー、トーン、柄などいろいろ推理、調査しながら、企画案を練って

いきます。



ソックスの場合は、特にカラーですね。トップス、パンツのカラーが○○系だ

から、こんなカラーで攻めるとかです。



私は、全くデザインの勉強はしていません。感性だけです。

イタリア、フランスなどの傾向から、感性をプラスしてカラーを決めていました。



ある時は、当社独自カラーとして注目されたこともありました。



また、糸商(糸製造メーカー)から、次シーズンのカラーを聞きににきてオリ

ジナルカラーとして生産もしていただきました。



年商も私が入社した時期に比べ、3倍以上伸びました。



跡継ぎの勉強もあったのでしょう。社長である父より、販売管理、仕入管理、

生産管理の3大管理の責任者にされました。



もう大変の一言でしたね。全てが私の責任となる訳です。



これが、今になっては、凄い財産になっていますが、、、、。



大企業ではないのですが、管理の基本は、どんな業種において同じだと考えて

います。


応用は利きますよね。

会社倒産後でもいろんな面で助かりました。



父親の会社だから、いろんなことを勉強させていただきました。
 

これらは、一生の財産でしょう。


今は亡き 父に感謝しております。

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